キッチンの扉を交換し、今お使いのシステムキッチンをリフォームできることをご存知でしょうか。
キッチン扉を交換をしようと思ったとき、どのような工程になるのか、どのような作業(工事)が必要になるのか、基本的な流れについてご説明します。
1、お問い合わせ、お見積もりのご依頼。
2、キッチン扉やパネル等が取り外し交換できるかを調べます。
3、交換可能な場合、扉や取付金具の位置などを採寸します。
4、お支払い(正式オーダー)。
5、工房にて扉・パネルの製作。
6、キッチン扉を交換取り替え工事をします。
キッチン扉交換までの具体的な流れ
1・概算のお見積もりをします
キッチン扉交換をご検討の方は、まずは概算のお見積りをさせていただきます。電話・メール・FAX・ご来社にてお問い合わせ下さい。
お見積もりのための各種扉のサイズをお客様に測っていただいて、仕上げ、デザインを決定し、お見積もりをいたします。
壊れている金物やガタのきている金物の交換も必要か、現場採寸取り付けを当工房で行うか、お客様の方で手配するかなどの内容もお見積もりに係わりますので、ここである程度お話を聞いて決めておきます。
お見積もりは無料なのですが、現場まで採寸・下見に伺いますと、施工の有無に関わらず出張費だけはお客様にご請求しなければなりません。 そのため当工房では、お見積もりの段階ではお客様に寸法を測っていただいております。
2・今ついているキッチンの扉が交換可能かどうかを判断します
お見積もりがご予算に見合いましたら、今ついているキッチンの扉が交換可能かどうかを判断します。
ホーロー製(鉄)の扉や食洗機の前パネル、使用してある金具の種類や取り付け方法によっては、交換のできないのもや制作が困難なものがあるからです。
お電話でお話をお伺いしながら、裏側を確認していただいたり、お写真をメールにて送っていただいたりして、交換できるものかどうかを判断します。
直接現場まで出向き、現物を確認するの方が一番確実なのですが、もし交換できない場合であっても、経費だけはご請求しなければなりません。そのため当工房では、お客様にお手伝いいただきながら、遠隔で交換できるものかどうかを判断しています。
3・採寸計測と制作
お見積もりがご予算に見合いオーダーの意向が固まった場合、制作に必要となる、各扉の正確な寸法、金物の取り付け位置とその加工形状などのデータを採寸します。
採寸方法は、
- 当工房で行う
- お客様がご自身で行う
- お客様が施工業者に依頼して行う
- 扉を当社まで配送する
の、いづれかの方法で行いますが、お見積もりの段階で先に決めておきます。
お客様が採寸される場合は、当工房では、お電話で状況を聞き取りしながら、状況に応じて扉や金物などを送ってもらい、計測・加工する方法をとっています。
採寸・取り付けについては、原則当工房で行いますが、開き扉のみの交換などの簡単にできるものなどは、お客様がご自身で行ってもいいですし、お近くの業者さんに依頼されてもいいと思います。 この場合は、既存の扉寸法に合わせた新しい扉を制作し、それに金物の取り付け用の穴加工まで済ませて、配送いたします。
ただ、金物の堀込穴加工や付け替は、一部現場合わせで施工しなければいけない箇所がある場合もでてきてしまいますので、その都度お客様にご説明しながら決めていきます。
4・お支払いにて正式オーダー
現場にて交換可能かどうかの判断、各種パネルの採寸が終わりましたら、改めて正式なお見積もり、お振込口座、おおよその納期、をお知らせいたします。
交換用のキッチン扉は、全てオーダーメイドでの製作となりますので、ご入金の確認をもって正式なオーダーとさせていただいております。何卒ご理解くださいませ。
お支払い方法は全額前払い、または、内金2回払いの2通りになります。詳しくは、お支払方法についてをご確認ください。
5・キッチン扉の製作
その後、計測された寸法に基づき、キッチンの扉を制作していきます。
キッチン扉の交換は、基本的には既存の取り付け金物をそのまま新しい扉に付け替えて取り付けをします。取り付け金物は、キッチンメーカーやグレード等によってさまざまで、毎回現物に合わせた加工を扉側にしなければいけません。工房で加工できる個所はできるだけ工房で済ませておき、現場での作業をなるべく少なくしておきます。
【工房で加工するものの例】
ワンタッチで脱着できる扉の丁番は、規格が決まっていますので、事前に工房で下穴加工をします。
つまみやハンドルは、新しく別の物を付けるケースがほとんどですが、既存のものをそのまま付け替えて使用する場合は、取り付け穴も事前に加工しておくことが多いです。
【現場にて加工するものの例】
大型引出しのサイドバーなどは、下穴に直接叩き込み、かしめてあるものがほとんどで、取り外しが簡単にできません。そのため、取り付け位置や穴の径、深さなどは、現場納品時に測り、その場で新しい扉に加工を施する形で行います。事前に金物のメーカーや型番、図面などの資料が用意できた時は、工房で加工しておきます。
このようにして完成した新しいキッチンの扉は、工房で加工できる部分は全て加工を済ませ、現場合わせで加工しなければいけない部分のみを残した状態になっています。
6・キッチン扉の交換、取り替え工事
キッチンの扉交換の工事は、基本的には、今ついている金物はそのまま使用して、扉(面材)部分のみを付け替える形になります。
現場での作業としましては、既存扉の取り付け金物の取り外し、それを新しい扉へ取り付けるといった作業が中心になります。 耐震金物や調味料入れ、包丁差しなどの金物も付け替えできるものはそのまま移植ます。事前に工房で加工できなかった取り付け金物用の加工も、その場で施し、付け替えをしていきます。
シンク前のパネルやエンドパネルなど、キッチン本体に付属しているパネルは、現場で交換工事を行います。
キッチン扉やパネルの製作、各種金物の取り付け位置などは、1mm単位(1mm以下)でのシビアな作業になります。そのため、付属パネルなどは、現場で加工できるように少し大きめに製作して行く場合もあります。
仕上げに、扉の傾きや引き出しのすきまを調整して完了となります。キッチン扉の交換工事は、基本的には一日で完了します。
キッチン扉交換の費用・経費など
キッチン扉の価格は、交換する扉の枚数、サイズ、食器洗い機のパネルなどの特殊な形状の扉の有無、新しく製作する扉のデザイン、仕上げ方などによって変わってきます。
おおよその価格の目安としては、I 形キッチン・幅255cmタイプで、カウンター・吊り戸棚合わせて、¥150,000~¥200,000程度になります。
その他の経費として、現場の採寸経費、運搬・取り付け経費が必要に応じてかかります。経費は現場までの距離や扉交換の難易度などによって変わってきますが、名古屋市内の場合ですと、採寸経費が¥10,000~15,000程度、運搬・取り付け経費が¥25,000~30,000程度になります。
また、既存システムキッチンの金物の種類によっては取り外しのできないタイプもあります。その場合は新しく金物を購入する費用がかかる場合があります。
キッチン扉交換はこんな方におすすめ
キッチンは女性にとって一番こだわりたい場所の一つ。コンロや食器洗い機、天板の材質など、こだわるポイントはいくつもありますが、カントリー調のキッチンに憧れる方も多いのではないでしょうか。
・注文住宅なのに工務店で取り扱いがなく、カントリー調のキッチンを導入できなかった方。
・建売りで、すでにシステムキッチンが付いてしまっている方。
・今お使いのキッチンをカントリースタイルに変えたい方。
カントリー調のキッチンにあこがれる方、あきらめていませんか!? キッチンは全てを入れ替えなくてもいいんです。キッチン扉を交換し、あなたも憧れのカントリースタイルキッチンを手にしませんか。