カラー・仕上げについて

okamokuのパイン家具の標準仕様の塗料は、人体動植物に安全なドイツの自然塗料オスモカラー(OSMO)を使用して製作しています。

オスモカラー(OSMO)は、世界的にも取得の難しい唾液溶解テストにも合格するなど、お子様の玩具にも安心して使用できる高い安全性が証明された、人や動植物に優しい無公害の自然塗料です。

オスモカラー(OSMO)以外にも、ワトコオイル、バターミルクペイントなど、様々な塗料をテイストや仕上げ方にあわせて使い分けをいたします。

 

オスモカラー/色見本

okamokuでは数色のスタンダードカラーをご用意しております。お好みによりご希望のカラーをご指定ください。

 

オスモカラー3101(クリア色)
クリア色(3101)無色透明のオイルです。
木地のパイン材を少し濡らした様な濡れ色になり、木目を際立てます。赤太と白太のコントラストが強調されますので、トーンを抑えたい場合はアンチックパイン色もおすすめです。
オスモカラー3122(アンチックパイン色)
アンチックパイン色(3122)
淡いサーモンピンクのような色。年月とともに赤みが増していき、素木のパイン材が年代経過により自然にあめ色になっていったようなナチュラルなカラーです。 年代経過後も比較的明るめの色になります。
オスモカラー3123(パイン色)
パイン色(3123)
パイン材が年月とともにアメ色に変化したようなオレンジかかった色。いやみのないスタンダードなカラーです。
オスモカラー3137(チェリー色)
チェリー色(3137)
家具をかわいく見せてくれる、赤みかかった色です。
オスモカラー3166(チーク色)
チーク色(3166)
こげ茶ほどではない濃い目の色。濃さはウォルナット色と同じくらいに仕上がりますが、チークの方は赤系の茶色になります。 仕上がりが、若干アンティークっぽい感じになります。
オスモカラー1264(ローズ色)
ローズ色(1264)
茶色の中では一番濃い茶色。>焦げ茶が好きな方や、スパニッシュ系のお部屋との愛称もバツグンです。
オスモカラー3161(エボニー色)
エボニー色(3161)
墨汁を薄めたような黒褐色。暗い部屋ではほとんど黒と言った感じに見え、光の差し込む明るい部屋では、黒の中に木色の赤茶が浮かび上がります。パイン材に塗った場合は、年月とともに赤色がかぶさってきて、色目が若干薄くなり赤黒茶へと変色していきます。
モニターや写真の光線状態などにより、画像と実際の色は若干異なる場合がございます。
また、同じ色を塗った場合でも、使用する材料や下地の状態などにより、実際の色とは異なる場合がございますので、予めご了承下さい。

※カラーサンプルの撮影はこのように行っています。
オスモカラー色見本撮影状況

それぞれの塗料の特徴、仕上げについて

オスモカラー仕上げ以外にも、ワトコオイル・バターミルクペイント・アンティークペイント仕上げなど、様々な仕上げがあります。ご自分で塗装される方は無塗装でのお届けも可能です。
以下の塗料の特徴・仕上げを参考に、オーダー時にご要望をお伝え下さい。

オスモカラー

自然の植物油を幾度となく精製して作られるドイツの自然塗料OSMOオスモ。
人体動植物に安全なヨーロッパ安全基準EN71-3に合格、幼児向けの玩具にも安心して使用できるなど高い安全性が証明されています。
自然塗料を木に染み込ませて着色する浸透性のWAXなので木の表面に塗膜を作りません。そのため木の持つ調湿性や呼吸を妨げることなく、木の持つ自然な手触りと木目を活かした仕上げが特徴です。対汚性も非常に高く、メンテナンス性にも優れています。

ワトコオイル(オイルフィニッシュ)

英国生まれの塗料で、樹味を100%表現できるオイルフィニッシュです。
木の表面に塗膜を造らない浸透性のオイルで、内部から奥光りするような深みのあるしっとりとした色に仕上がります。
オイルフィニッシュは木本来の手触りをそのまま得られるのが最大の特徴で、最近雑誌などでもよく目にする英国アンティークパイン家具の様な風合いになっていくのが楽しみな仕上げ方です。

 

バターミルクペイント

アメリカ開拓時代に農作物や土、レンガの粉を顔料として作られた当時の塗料を再現した自然塗料です。
木目を隠す塗りつぶしの水性塗料で、オールドアメリカンな独特の色合いと艶消しでマットな仕上がりが特徴です。
塗っては乾かし、塗っては乾かしと、手間をかけ何度も重ね塗りをしますので、コスト的にはかなり高額な部類に入ります。

 

アンティークペイント仕上げ

バターミルクペイントに汚れやカスレなどの風合いをプラスしたアンティークな風合いの塗装です。
ペイントの上からステインで汚しをかける、基本的な汚しの手法です。

 

あなたの愛情で魅力的なパイン家具へ

okamokuのパイン家具は木の風合いや温もりを大切にするため、自然塗料を主に使用して仕上げております。

そのため、濡れたコップをそのまま放置しておいたり、醤油やお酒をこぼしたり、熱いものを直においたり、お皿を引きずったりすると、シミや傷になることがあります。
コースターやランチョンマットを使用したり、濡れたらすぐに拭きとるなど、ちょっとした愛情を忘れないないで下さい。
愛用することで益々その魅力を増していき、やがてアンティーク家具となる、それがパイン家具の一番の魅力であり、特徴でもあります。
あなたの愛情で魅力的なパイン家具へ仕上げてください。

 

お手入れとメンテナンス

普段のお手入れは乾拭きで充分です。少し汚れたとき等は固く絞った布きんでやさしく拭きあげてください。
半年から1年毎の定期的なメンテナンスをしていただきますと、ワックス分を補充するとともに、より一層深みも増していきます。

市販の家具用ワックスや洗剤などは、自然塗料のお手入れにはあまりお勧めできません。

 

家具を目いっぱい使ってほしい・・・

okamokuの本音を言います。それは「家具を目いっぱい使ってあげてほしい」です。

一般的によく言われます、「傷や汚れ、割れや反りなどがより深い味わいへとなっていく、これがパイン家具(カントリー家具)ならではの魅力である」と、okamokuもそのとおりだと思っています。

どんなに気をつけていても、やはり傷も付けてしまいますし、シミが付いてしまうこともあります。自然に反ったり割れたりしますし、メンテナンスだってそう簡単にできるものでもありません。

そんなこと一々考えているよりも、傷がついてもシミがついてもいいから家具を精一杯使ってほしいのです。

家族の写真を画鋲で貼ったり、フックが欲しければネジを打ってもいいでしょう。傷がついたら色を塗ってあげる、割れてきたら添え木で固定する、修理しながら愛情を持って大切に使っていく。
愛用することで益々その魅力を増していき、使い込むほどに味わい深くなる、それがオイル仕上げのパイン家具(カントリー家具)の特徴であり本来の姿なのです。

誤解しないでください、乱暴に扱えと言っているのではありません。「愛情を持って大切に、使い切ってあげて欲しいのです」それは家具工房としての願いでもあります。